忘年会

No.43 / 2008年12月1日配信

 胃腸薬やウコンドリンクのコマーシャルがテレビから流れてきます。忘年会の誘いが増える師走に突入しました。この一年のねぎらいを込めて行われる忘年会は、個人的には気持ちのやり取りが出来るので大歓迎です。そうはいっても、職場内や会社関連先、個人的な飲み会も含めた度重なる忘年会では胃腸や肝臓も弱ってしまいます。

 ところが、絶対に飲み過ぎないようにしようと思っていても、この一年間一緒に戦ってきた同僚の顔を見ると、もういけません。「今年もキツかったなぁ」 等と口走りながら、グイグイとやってしまいます。気をつけているはずの平日の忘年会でも、ついつい、同じことを繰り返してしまいます。

 日本の忘年会の歴史は室町時代以前に始まったという説もあるように、そんじょそこらの軽いものとは違います。今と違って、最初は和歌など詠みながら風流に行われていたのでしょうが、宴会のスタイルは変わっても、心や情けを酌み交わす重要性は変わるものではありません。むしろ、現在のストレス社会ほど、その必要性が叫ばれる時代はないのではないかと考えたりします。

 三次会後、深夜に帰宅してキッチンのテーブルを見ると、お帰りなさいと書かれた紙と一緒に、肝臓のためのドリンクが一本置いてあります。どうやら私の気持ちを分かってくれるのは、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」だけではなかったようです。

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