鴨 鍋
No.192 / 2013年1月21日配信
以前はあまり縁がなかった鴨の肉も、数年前「鴨鍋」でその旨さを知って以来、年に数回必ず「鴨鍋」を食べるようになりました。合鴨の脂肪がしっかりついているロース部分も、以外とさっぱりとしていて美味しく、しっかりした噛み応えも魅力です。鶏のもも肉とイノシシの肉を足して2で割ったような、コクのある旨味がたまりません。
近くの食品スーパーが行う食品企画「京の味まつり」には、必ず京鴨が出て来るのでいつも楽しみです。京風の水菜や豆腐も一緒に買い込むと、もう頭の中は夜の「鍋料理」のことでいっぱいになり、少しオーバーな表現ですが、何も手につかない状態になります。いい年をしていながら、その単純な食欲に振り回されるさまを思うと、我ながら呆れてしまいます。
合鴨肉は牛肉等に比べコレステロールが少ないといわれ、健康的。ビタミン・ミネラルの類いも豊富に含まれているそうです。そのせいもあってか、出汁の効いた少し薄めのスープで煮た合鴨肉は、我が家の女性軍にも好評です。さらに私たちは、そのまま出汁の味で食べた後、ゆずごしょうを効かせたポン酢でさらにもうひとつ、別の旨さを楽しみます。
〆は蕎麦がきもいいですが、ここは九州流に「チャンポン麺」も美味しいものです。一年中で一番寒い夜を熱~い「鴨鍋」と、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎『幸蔵』のお湯割りで楽しむ贅沢。節電で暖房を弱くしている部屋なのに、アツイくらい。「明日の夜も同じでいいカモ」とダジャレを飛ばしました。絶好調です。もう、心も身体もポッカポカです。