たんかん
No.196 / 2013年3月1日配信
私たちはみかんをどれだけ食べるでしょうか?農林水産省(2009年)のデータによると、みかんの一人当たりの年間購入量は「4.5kg」だそうです。中型サイズで100g前後でしょうから、年間で国民一人当たり45個は食べている計算になります。しかし、その量は30年前に比べて大幅に減って、1/3にまで低下しているそうです。
バナナの年間購入量(一人当たり)は7.4kgなので、みかんよりもたくさん食べているということです。果実全体では一人当たりの年間消費量は40kg前後で、けっして果物離れがおこっているわけではありません。みかん好きとしては、地球温暖化で温州みかん収穫が将来的に不安であることも加え、このみかんの消費だけが下がっているのが気にかかります。
先日、喜界島で穫れた「たんかん」を段ボール1ケースも頂くことが出来ました。「ポンカン」や「デコポン」などは食べたことがあったのですが、「たんかん」は初体験でした。比較的小振りなその柑橘類は、私の想像をはるかに超えた甘みで応えてくれました。お裾分けしたマンションの人々もその美味しさに大満足顔です。
娘も含めて我が家は柑橘類が大好きなので、その後、我が家人は生協のカタログに出ていた屋久島産のタンカンをすぐに頼んだようです。人生初の味を送ってくれた方に感謝しなくてはなりません。嬉しいことが多かったこの冬を思い浮かべながら飲む、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎『幸蔵』ほど素敵なものはありません。3月も幸せでありたいものです。