WindowsXP

No.235 / 2014年4月1日配信

 とても使いやすくて、人気があったパソコンのOAソフト「WindowsXP」。メーカーによるサポート終了に伴う、新しいOAへの移行が呼びかけられていましたが、ついにその日が近づいて来ました。終了日は2014年4月9日(水)です。あわせて、大変お世話になったOffice2003もメーカーによるサポートが終了するそうです。

 そのまま使用し続けると、セキュリティ面などでリスクが増大。ウイルス感染や、悪意のある攻撃を受ける危険性が高まるそうです。個人情報や取引などの情報漏えいは、個人はもちろん、企業も存続に関わる問題に発展することがあります。昨年秋にはWindowsXPをまだ使っている人は48%もいました。予算の問題もあり、遅れそうな家庭や組織が出てきそうです。

 私のパソコンライフはそのWindowsXPから始まりました。XPの一世代前のOAソフトの時期までは会社内の「デジタル難民」として、仲間や部下から哀れみの目で見られていました。再起動、データコピー、アプリケーション、メガバイトなど、温かみを感じさせない「単語」がいやでいやでたまりませんでした。そんな私が意を決して、家に導入を決めたのがWindowsXP。

 おかげで、なんとか「現代」を泳げるようになりました。言い換えればWindowsXPは私にとっての大切な恩人なのです。しかし、十数年使ってきたマイパソコンをこの機会に、ついに手放すことになりました。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎『幸蔵』のカップを片手に、最後のネット検索をした夜、なぜかしんみり。知らず知らずのうちにXPと親友になっていたのですね。

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