小さな挑戦

No.259 / 2014年12月1日配信

 先月はテニスの錦織圭選手が、今年最後の大会「ATPツアーファイナル」で準決勝進出という快挙を成し遂げました。日本人のあの体格で、190センチの外国選手と互角に戦う姿は颯爽としていて、とても格好よいものでした。今回は完全にリードをしているゲームであっても、ひとつのミスからあっという間に逆転されてしまうという、テニスのスリリングな面白さも再確認できました。

 世界を相手にして、今期5億円以上も稼ぎ出したといわれる錦織選手も、理由もなしにブレイクしたわけではありません。夢を諦めない気持ちとこれまでのハードなトレーニングの積み重ねがあったからこそ、今回はチャンコーチによって開花することができたわけです。私たちが今回もらった興奮と感動は、そんな彼の熱い挑戦の気持ちが結晶したものでしょう。

 そういうこともあって、「挑戦」というキーワードが気になって調べていると、某有名大学の一年生アンケート結果があり、大学生活でチャレンジしたいことがあると答えたのは83%でした。100%でなくとも、かなりの若者が挑戦する姿勢を持っています。よく内向きの若者像が伝えられていますが、そんなに心配しなくても大丈夫かもしれません。

 先日、職場で「レーズンと芋焼酎はよく合うんだ」と教えると、一人の女性が試したらしく、いたく感激していました。やっと、旨さを求める革新的な私の姿勢が評価されたようです。まさにその評価は、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎『幸蔵』との、こつこつと友情を育んできた毎日があったからこそ。「旨い肴」を求める私の「小さな挑戦」はこれからも毎晩欠かさず続くのです。というより、もう止められないのです。

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