鱈 鍋

No.263 / 2015年1月11日配信

 さすがに以前程、おせち料理をたらふく食べるということはなくなりましたが、日本伝統料理は大好きなので、それでも結構箸を進めてしまいます。その後は、コマーシャルのコピーではありませんが、「おせちに飽きたら」なぜかカレーライスが食べたくなってきます。そうやっているうちに正月の休暇は終わり、すぐに普通の生活が始まってしまいます。

 私の食欲が健康を取り戻す頃が、ちょうど「寒(かん)」の時季となります。一年で一番寒い時期だから、やっぱりどうしても向かう先はアツアツの「鍋料理」です。しかし、紅葉が始まる頃から食べ始めた大好きな鍋メニューも新鮮味に欠け、さすがに何度もお目にかかると少しは違う鍋にしたいと思ってしまいます。

 基本的には、柚子胡椒を効かせたポン酢ダレに付けて食べる「しゃぶしゃぶタイプ」の鍋が好きなので、旬の鱈ちり鍋にしようと家人に提案。隣で娘が反応し、「やっぱり鱈はキムチ鍋でしょ」と好みを表明、そして「鱈の身はさっぱりした味だから、やっぱりチゲよ」と最後まで譲りません。悔しいけど、家人も娘に賛成して、多数決であえなくジ・エンド。

 鱈類の日本における漁獲量の9割を占めるのが北海道で、鱈は北の海を代表する魚です。九州の人間としては鯛のようには馴染みがない分、かえって楽しめるかもしれません。魚屋で50~60センチサイズの1尾ものを手に入れてきたので「たらふく」食べられそうです。さあ、今夜は伝承かめ壷造り・本格芋焼酎『幸蔵』で鱈のチゲを楽しむコトにします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です