缶つま

No.268 / 2015年3月1日配信

 「お父さん、『玄界灘呼子沖いか明太』とか、缶つまであるんだけど、買ってきてあげようか?」などと、娘が妙に優しく声をかけてきます。「なんだ、その缶つまってのは?」と聞くと、「あら、本当に缶つまも知らないの?遅れてるぅ~」と、すこしばかり白い目で私を見ています。さっそく「今、缶詰つまみの種類が凄いのよ」とレクチャー開始。

 「友達の部屋で集まる時にも便利だし、もう女子会の必需品かもね。ほたて燻製の油漬けとか、牛すね肉のジャーキーみたいなものとか、バラエティ感がハンパじゃないんだから」「なんだ、そんなものつまみながら一杯やるってのは、男と変わらないじゃないか。早くもオヤジ化してるな」と茶化したら、気分を害したのか黙って出て行きました。

 気になったので缶詰を調べてみると、日本の缶詰は世界でも有数の生産量を誇り、また国民の消費量も多いのだそうです。現在、国民一人当たりの消費量は、年間に33缶(平成23年)ということです。ネット上には美味しそうなつまみの缶詰がずらり勢揃いしているではありませんか。さすが、日本の缶詰会社です。進化がスゴイ。

 缶詰といえばサバの味噌煮やサンマの蒲焼きしか思い浮かばなかった私です。娘が進化が止まった恐竜を見るような目で、私を見たのも頷けます。まあ、こんな美味しそうな缶詰だったら、利用しない手はありませんね。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎『幸蔵』でやる「缶詰グルメ」も面白そう。刺身派の私も変身を始める春の訪れです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です