地鶏の炭火焼
No.312 / 2016年5月21日配信
東京の焼き鳥、博多の焼き鳥とも一味違う宮崎の焼き鳥。その真っ黒に炭火で焼き上げられた「地鶏のもも焼き」の姿には、度肝を抜かれてしまったものです。超ワイルド?。そしてその地鶏の歯ごたえがある噛み心地に驚かされ、シンプルな塩胡椒で味付けされた旨味といったら、もう言葉を失うしかありませんでした。鶏本来の旨味ってこれなんだ!
今では「ころ焼き」と言われるサイコロ状に切ったもも肉を炭火で焼いた商品を、スーパーの売場でもよく見かけます。地鶏ではなくて、普通の品種の親鳥を使った歯ごたえのあるタイプが多いようです。宮崎の地鶏専門料理店で食べた味と比べたらいけませんが、結構上手に調理してあるので、酒の肴に私も時々購入しています。
九州は需要も多いのでしょうが、焼き鳥店の店舗数も多いことで有名だそうです。調べてみると、タウンページから焼き鳥店をカウントしたものでは、人口10万人当たりの焼き鳥店数では全国で上位を独占していました。1位が福岡県、そして佐賀県、長崎県、宮崎県、大分県と、上位6県を九州各県が占めています。まさに「焼き鳥九州」です。
こんなことを調べていると、博多の豚バラ焼き鳥(?)も美味しいのですが、やっぱり地頭鶏(じとっこ)の炭火焼が美味い宮崎にもう一度行ってみたくなります。もちろん宮崎の地鶏を使った炭火焼に一番合うのは、その地元の伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」に違いありません。書きながら、あ?、ハシタナクも涎が出てきました。