猫のしっぽ カエルの手
No.319 / 2016年8月1日配信
NHKのEテレで偶然に見つけた番組「猫のしっぽ カエルの手」。京都大原で暮らすイギリス女性のハーブや庭づくりの四季を通じて、ナチュラルな暮らしの素晴らしさを教えられます。現代人が失くしつつある「季節感」「ゆっくり感」「手作り感」が溢れているエコなライフスタイルを実践している、その何とも言えないオシャレ感が素敵です。
番組を発見し、見始めたきっかけは、その番組タイトルの可愛らしさに惹かれた部分もありました。猫じゃらしは英語名で「キャットテール」と呼びますし、カエデの葉はカエルの手のようです。私のような繊細さを欠く男にも実に可愛らしいと思わせ、実に面白いと感じさせるタイトルです。番組でバックに流れるピアノの曲も秀逸です。
ボタニカルアート(植物水彩画)を描く我が家人に教えてあげると、早速、ハーブや植物がたくさん登場する番組の虜となりました。我が家では日曜日の午後6時から始まるこの番組を見るために、行楽や買い物に出かけていても、必ず番組開始の前には帰宅するようになりました。家人との間で、唯一図れる「阿吽の呼吸」の時間かもしれません。
主人公のベニシアさんと大原の人々、手作りの伝統工芸を披露してくれる作家たち。最近、こんなにも私の心を素直に引っ張ってくれるTV番組は他にはありません。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」を手にしながら、TVの前で静かに魅入っている私の姿が面白かったのでしょうか。以前は、娘からよくからかわれていたものです。