新鮮イクラ

No.326 / 2016年10月11日配信

 中国からの訪日客の関心が「モノ」から「コト」に変わり始め、中国政府の海外購入品への関税引き上げ、円高に振れる為替レートもあり、あの爆買いがおとなしくなってきています。それでもやはり中国人のインバウンド消費額は高く、ある調査(2016年6月)によれば、一人当たり平均39万5千円ほどになっています。ちなみにタイ人訪日消費額は17万6千円だそうです。

 クルーズ船から吐き出される多くの観光客が、数十台連なるバスに乗って市内の買い物拠点に出かけます。以前のように消費は高額品には向かわなくなったとはいえ、私から見たら化粧品や雑貨・健康食品・薬品などに向かう財布にはすごいものがあります。春節の頃にも多くの訪日客を見かけましたが、最近もその勢いは衰えていません。ありがたいことだと思います。

 市内のスーパーで「コレ、イクラデスカ?」という面白いポスターが貼ってありました。外国人が値段を訊ねるのに「コレいくらか?」と無理して日本語で聞くと、店の担当者が鮭の卵であるイクラと勘違いして「そう、イクラだよ」と答えてしまったいうことで、できるなら「ハウ・マッチ?」と訊ねてほしいという楽しい話。インバウンド消費時代ならではですね。

 そういえば今年の秋はまだイクラを食べてないな、と忘れ物を思い出しました。去年知った「空飛ぶイクラ」はとても美味しかったので、また今年もいただきたいものです。冷凍していないつぶつぶ感たっぷりの新鮮イクラは、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」との相性も抜群。この味、「いくら」出しても味わいたい宝石のような美味しさです。

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