ピーナッツ

No.338 / 2017年2月11日配信

 1970年代に政財界を巻き込んだロッキード事件は今でも記憶に残っています。賄賂の領収書に金額の隠語として使われたという「ピーナッツ」。100万円が「1ピーナッツ」だったとか。これまで庶民として、そんな高いピーナッツにはお目にかかったことはありませんが、今でも落花生やバターピーナッツは大好きで、比較的よく食べているほうです。

 先日、NHKの「ためしてガッテン」でピーナッツをテーマに取り上げていました。ピーナッツはカロリーが高いことでよく知られていますが、その組成成分のなんと半分以上が脂肪分だということです。なるほどガッテンです。オリーブオイルでも有名な不飽和脂肪酸のオレイン酸を多く含み、飽和脂肪酸も合わせて非常にバランスよい脂肪酸の構成になっているのだとか。

 アメリカのハーバード大学の研究結果からは、ピーナッツが死亡率を下げてくれることが見えてきます。ピーナッツの脂肪酸が血管を強くし、コレステロール値、血糖値にもよい影響を与えると言います。1日20粒程度がオススメだそうです。さらにミネラルやタンパク質なども豊富なので、料理にも活用しない手はありません。すりつぶして味噌汁に入れても美味しいらしいです。

 「そういえば『柿ピー』は外国人にも大人気だってね」と娘も納得顔。そして「おとうさんもこれからはピーナッツをしっかり食べないとね。まだ、元気でいてもらわないと困るから」。真心なのかは怪しいものだけど、まあ、その気遣いに悪い気はしません。これからは伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」と同じように、ピーナッツも切らさないように気をつけなくてはいけないかも、です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です