プレミアム・フライデー
No.346 / 2017年4月21日配信
小池百合子環境大臣の時に始まったクールビズですが、今や夏のノーネクタイは当たり前のように支持されています。そしてこの2月から始まった政府主導の働き方プランの「プレミアム・フライデー」。金曜日の働き方を変えて、消費を活性化させようとする試みですが、まだまだその官製主導企画の恩恵にあずかれる人は多くないようです。
日経MJが以前に調査(大手企業を中心とした155社)した結果では、歓迎するとした企業は50.7%ですが、そのために対策をした企業は16.3%、検討中が20.9%でした。大手企業でもこの数字ですから、中小企業、そして接客やサービス提供のために午後3時に終われない業種のことを考えたら、国中みんな揃って実施というわけにはいきません。
2月のプレミアム・フライデーの実施結果が出ていましたが、実際に早く帰った人は全体の3.7%ということでした。早く帰る予定だったけど仕事の都合で帰れなかった人もいて、課題も多そうです。「日本では無理だよ」という声も聞こえますが、私個人は無理だなんて言わずに、少しづつでも前向きに実現できるように進められたらと思います。
週休2日制もすぐには定着できなかったことを思うと、案外「プレ金」もこの先うまく行くかもしれません。そしてドイツのように週休三日制も、将来的には夢ではなくなるかも。働くことは素晴らしいことですが、私にとっては伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」のグラスを片手に、夢を語ることもそれに負けない大切な時間なのです。だから「プレ金」には大賛成です、ふふっ。