旬のサザエ

No.349 / 2017年5月21日配信

 初夏の太陽がキラキラと波間に輝く海辺の道を、窓を開け放ち、風を取り入れながら走るドライブは気持ちがいいものです。日頃のモヤモヤなど一気に吹き飛ばしてくれそうです。そして、海岸沿いや海辺の観光名所で食いしん坊の私を迎えてくれるのが「サザエのつぼ焼き」。車内で香ばしい匂いを想像するだけで、よだれが出てきそうです。

 ただ、私はハンドルを握る手前、アルコールは厳禁。道中の「サザエのつぼ焼き」は家人や娘たちにも諦めてもらって、募る想いを抱えたまま帰路につきます。途中に農産品・魚介類の直売所がありますが、夕刻にはもう売り切れてしまっているでしょう。残念ながら、今回はサザエとは縁がなかったということで、と諦めかけました。

 しかし天(店)は普段の行いが良い私を見捨てることはありませんでした。ふふっ。旬のサザエはまだ直売店に残っていたのです。それも最後の2パックのみ。慌てて買い物かごに放り込みました。こんなサザエの旬の時期に、何たる幸運。早速その夜、部屋の窓を開け放ち、卓上コンロでつぼ焼きパーティとなりました。

 殻から身の取り出し方、肝の苦さのことなどでテーブルが賑わいます。久しぶりの軍手も役に立ちます。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」がこの美味しい海の幸の味を引き立ててくれます。家族に向かって久しぶりの芋焼酎の講釈。漫画のサザエさんの話題まで飛び出して楽しい食卓に。今日の「幸」運と「幸」蔵に感謝。とってもいい一日でした。

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