ご褒美

No.370 / 2017年12月21日配信

 「鶏口牛後」を合言葉にスタートしたこの一年。自分なりに一番を目指し、挑戦してきたのが風呂上がりのストレッチでした。腰がクツッと音を立て、若い頃痛めた腰の痛みがぶり返したのをきっかけに再度始めたのです。家人と娘がその私のストレッチ姿を「そういえば、2年前も続けるぞとか言って、やってたわね」と、呆れながら眺めていたのは1月の中頃でした。

 その痛みはそれまでの「椎間板ヘルニア」の慣れた痛みとは違うもので、TV情報によると、症状が「脊柱管狭窄」風です。整形外科への通院をためらっている間、うまいことに痛みも徐々に治まってきました。「よし、この機会だ」とばかり、私はこの先の腰痛とも戦えるように「健康な身体にリセットする道」を選択。やはり予防が一番ですから。

 リセットは「姿勢を正す」ことを意味します。まっすぐな姿勢を維持するためには、患部の腰だけではなく、体全体を伸ばして姿勢を正し、さらに必要な筋肉も鍛えなければなりません。ただ、私にとっての高いハードルは、家族が言うように継続の2文字。信念を貫き通せない心の弱さこそが問題です。それに、歯を食いしばった禁煙の時とはまた違った難しさもあります。

 しかし、見事に家族の予想を裏切り、ストレッチを1年近く続けられました。奇跡的です。「お父さん頑張っているから、はい、ご褒美」と、父の日でもないのに娘から伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」のプレゼント。まあ、そういったことは、世の中がひっくり返ってもおこらないでしょうから、その妄想力をつまみにして、さあ、今夜も幸蔵の温もりの一杯、です。

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