サラダ親父

No.397 / 2018年9月21日配信

 学生時代に経験したレストランでのバイトのおかげで、キャベツの千切り作りは今でも苦になりません。1玉を真ん中からバッサリ2等分にして、切断面を下にしてまな板にセット。後はそのまま一気に刻んでいくだけです。当時はその千切りを流水にさらしてシャキットさせ、コールスローに利用していました。今思うと、ビタミンCの流出がもったいない気がしますが。

 数年前、血糖値が高くなり、糖尿病が疑われました。生活習慣病ならば生活の見直しが必要です。高血圧の薬を常用している友人を見ていると、そうはならないようにしたいと思いました。それには運動とともに毎日の食生活も改善する必要があり、当時採用したのは、食事のはじめにざく切りキャベツをたっぷり食べることでした。ゆっくり、しっかり噛んで。

 私を診てくれた老医師は、「糖尿病から抜け出るのは大変ですよ」と告げました。「あなたが思うようにこの病気は簡単ではありませんよ」。いや、先生、怠け者ですが俺も男ですと啖呵を切って病院を後にしました。血糖値が改善した後も、毎回の生キャベツ習慣は続き、さらに進化して玉ねぎスライスが加わり、ブロッコリー、トマト、パセリなども加わりました。

 最近はザワークラウトとオリーブオイルの味付けで、それらの野菜を最初に食べています。ドレッシングや塩をかけずによく食べれるわね、と家族のみんなに感心されます。いい習慣が身についたものです。毎日の伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」習慣と共に私の頑固なサラダ親父ぶりは続きます。家人がいない時は、キャベツの千切り作りでまな板の前に立ちます。

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