ソーセージポトフ

No.405 / 2018年12月11日配信

 クリスマスソングが街中に流れ、鮮やかなイルミネーションが心をウキウキさせる季節。老若男女、いや、散歩中の犬だっていつもより尻尾を振って楽しそうではありませんか。このシーズン、もう独身時代のようなパーティの高揚感を味わうことも少なくなりましたが、それに代わる暖かい家族が待ってくれている雰囲気も悪くはありません。

 その雰囲気作りに大きな役割を果たすのがやっぱり料理。いつもは夕食に「豚のしゃぶしゃぶ」や「おでん」「肉じゃが」などを食している我が家も、この時期はやっぱり横文字の料理のお世話になりたいものです。チーズフォンデュはクリスマス当日に取っておくとして、「よし、今日はソーセージポトフでも食べようか」。私に向けて家人と娘の拍手がパチパチパチ。

 ポトフといえばフランスの家庭料理で、肉や野菜をスープで煮込んだ「鍋料理」。誰にでも簡単に作れる料理なのに、なぜか私が調理の役目を仰せつかります。結構、美味しい、美味しいと言って食べてくれるし、悪い気はしないけど、どうも乗せられているような気がしないでもありません。当然のように、後片付けもお願いね、というニコニコ笑顔が目の前に2つ。

 私は仕入れていたとっておきのソーセージと粒マスタード、ローリエの葉を2枚用意。コンソメで煮込んで完成。「あら、お父さん今日も焼酎?」と半分呆れた声が。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の底力を知らない人間にはわからないでしょう。この酒は万能なんだよ、俺みたいに!と声を荒げたくなりましたが、止めました。まあ、聖夜も近いことだし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です