浴衣の季節

No.427 / 2019年7月21日配信

 都心部で行われる花火大会として、福岡市民に夏の風物詩として愛されてきた大濠公園の花火大会を、今年はもう見ることができません。あまりの混雑ぶりに、この2、3年は敬遠させてもらっていましたが、やはり終了してしまうと寂しいものです。都心部なので安全確保の観点から「超」が付く巨大花火は無理でしたが、間近で観れる花火としては結構迫力がありました。

 花火当日は夕方になると地下鉄電車内はもちろん、ビル街でも浴衣の女性をたくさん目にすることができました。以前は女子高校生たちの浴衣の着こなしには「もう少しなんとかならんと?」と不満をたれていた家人も、我が娘がその対象年齢になると同時に、「自由な着こなしができるって若さの特権ね」とか、手のひらを返すような甘ちゃん発言も。(おい、おい)

 先月、人気番組「YOUは何しに日本へ」の直後に放送される「世界!ニッポン行きたい人応援団」に、浴衣好きのアルゼンチンの女性が登場していました。現在、自己流で浴衣を製作されているということですが、本場で正式な浴衣作りを学びたいということで、日本に招待され、美しい絞り染なども体験されていました。その情熱は半端なく、目は輝きっぱなしでした。

 私も浴衣姿を見るのは大好きです。今も昔も、女子高校生流でもアルゼンチン流でも構いません。本当に浴衣を楽しんでいる人には「美しさ」を発見できるからです。私だって浴衣を着て一杯やるシーンへの憧れはありました。残念ながら今は、浴衣を着たつもりになるしかありませんが、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」で一杯。さあ、今夜も氷を浮かべて暑気払いです。

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