ねずみ
No.443 / 2020年1月1日配信
ね、うし、とら…と十二支を最終的に暗記できたのはいつだったのか、よく思い出せません。まだ上手に暗唱できなかった頃でも、「ね(子)」は十二支の一番目の干支だったので、暗記する際に声にした回数では一番多かったはずです。そういう意味でも、「ね(子)」は日本人の中では一番知られた、ポピュラーな干支だと思います。
十二支は昔、中国で庶民が覚えやすいように十二の動物が割り当てられたようですが、猫好きの家人は猫年がないことによく文句をつけては悔しがっています。そして、ベトナムの十二支に猫が存在することを調べてきては、「ベトナムの猫年に、ベトナム旅行しない?」と真剣な表情で迫られたことも。おい、おい、悪い話では無いけど費用はどこから出すの?
十二支にまつわる話の中で、神様が「元日の朝、私のところへ挨拶に来なさい。到着順にこれから毎年の大将になってもらおう」と話され、動物たちは一番乗りを競うことに。足の遅い牛は前夜のうちから出かけることにし、それを知ったねずみは牛の背中に便乗、到着する瞬間に背中から飛び降りて一番でゴールしたそうです。ね、うしの順番はその結果からだとか。
また、ねずみは猫から質問をされた際に「レース当日」を1月2日だと猫を騙してしまいました。猫は1月2日に神様に会いに行きましたが、後の祭り。それ以来、怒ってねずみを追いかけているそうです。そんな愉快な話を思い出しながら、新年も美味しく伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」にあずかります。ちなみにベトナムでは3年後が猫年らしいですよ。