ミルフィーユ鍋
No.481 / 2021年1月21日配信
先週末、直売所に行った時、あまりに立派でお得な白菜が並んでいました。新鮮で美味しそうだなと思った瞬間、白菜はすでにカゴの中に。私はみずみずしい野菜を見ると理性をなくすという、変な癖がついてしまっています。以前に白菜の1玉丸ごと購入したあと、なぜ、スーパーの売り場では1/4切りなのかを、家人から怒られながら学んだはずなのに…。
それでもうまそうな誘惑には勝てず、まあ、大寒で一番寒い時期だし、「何回か」鍋料理に使えるだろうと、言い訳を自分に返しながらレジを済ませました。帰宅すると「お父さん、それ保管場所に困るわよ」と家人はやっぱり険しい顔つきです。「何回も」お鍋にしなくちゃいけないし、あの時も残りを干からびさせてしまったし」と白菜を強く睨みつけています。
そこで、どういう風の吹き回しか「お父さん、ミルフィーユ鍋をすれば白菜たくさん食べられるよ」と娘が助け舟。「なんだ、そのケーキ見たいな鍋は?」と聞き返すと、スライスした豚バラと白菜を交互に重ねるだけのお鍋料理で、シンプルで美味しいし、それにたくさんの白菜を使えると、教えてくれました。そういえばTVCMで見たような気がする鍋料理です。
和風だしや塩で簡単に味をつけて、さっと煮込むだけで出来上がり。結構うまいじゃないか、と娘を持ち上げながら伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」をグビリ。豚バラなのに、思ったよりも脂がくどくありません。1玉の半分を三人で食べたので、お腹もパンパンになりました。家人も満足だったのか、あの険しい顔つきも何処かに。ふぅ、よかった、よかった。