砂ずり
No.495 / 2021年6月11日配信
ウォーキング(散歩)コースに焼鳥屋があり、美味しそうな匂いが漂っていました。コロナ禍で焼鳥店も大苦戦でしょう。「義を見て為ざるは勇無きなり」です。というか、焼き鳥が大好きなので、ついに鶏もも肉(ねぎま)、鶏皮、砂ずり、豚バラ(九州北部では焼鳥を食べるといえば、豚バラ串は絶対外せません)、えのきのベーコン巻きの5種類をお持ち帰りしました。
焼き上がりまで、近所を歩きながら過ごしましたが、予約したのは全て塩焼きでタレ焼きではありません。シンプルな塩焼きを好むようになったということは、コッテリとした味付けが舌に合わなくなったということでしょうか。わが娘からもよく指摘されますが、それは老化につながる現象だとか。受け入れ難いと思いながらも、そういえば、焼肉のたれもレモン風味などのさっぱりめを選んでしまいます。
持ち帰った焼鳥に早速飛びついたのは娘でしたが、私が大好きな「砂ずり」には手をつけようとしません。「やっぱりお前は、本当に美味しいものがわかっていないよな。通は『砂ずり』を好むもんだがね」と私は柚子胡椒とキャベツのタレ(生キャベツにかけて食べる定番の酸っぱめの和風タレ)を付けた「砂ずり」をパクリ。コリコリとしたたまらない食感はもう感動モノです。
昨年からは家で食べることが多く、おかげさまで私の料理の腕も上がった(?)ような気がします。それに、家で飲む伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の「肴」探しも継続中。もちろん、私はもう次を狙っています。業務店向けの食材ショップで、(焼く必要のある)国産焼鳥の冷凍セットを見つけているのです。しっかり砂ずりも入ったセットです。ふふっ、この夏も焼鳥から離れられません。