手作り焼豚
No.509 / 2021年11月1日配信
たまに食べるインスタントラーメンですが、ラーメンのトッピングで悩んでしまうこともあります。味噌、醤油、塩、とんこつと、ラーメンによって乗せる具材は変えますが、どのトッピングにも必ず乗せるのが「メインを張る焼豚(チャーシュー)」です。もちろん焼豚もスーパーなどで売っていますが、どうしても自分の好みに合いません。数メーカー試してみましたが、なぜかしっくりこないのです。
それなら自分で作ってみようかな。と、思ったまではいいのですが、いざ作ろうとするとけっこう手間がかかりそうです。とんこつラーメンの本場の我が地域でも、トッピングのチャーシューは脂身の多い豚バラを使っていたり、赤身が多い肩ロース(たぶん)だったりと、イロイロです。まずどのタイプで行くかという、調理の入り口である豚肉の部位選びから迷ってしまいました。
やっと思いで決めた豚肩ロースの他にも色々準備が必要で、さらに調理では、焼いた後はねぎ、生姜、ニンニクを加えて茹で、さらに取り出して醤油や味醂、砂糖で味付けと、なんとも手間がかかります。焼き時間をはじめ、どの工程も必要以上に時間をかけました。豚肉にはよく火を通さないといけないという「昔からの思い込み」があったからです。汗を拭き拭き、やっと出来上がりました。
とんこつラーメンに乗せて娘に食べてもらうと、「このお肉硬くない?」。熱を加え過ぎたので、仕方がなかったかなと思っているところに、きついもう一言。「今度、わたしが買ってこようか?」空いた口が塞がりません。残った焼豚を夜に一人で伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の肴として食べました。あいつ、人の努力を無視して「今度、買ってこようか?」とか、優しくないよな、ほんと。