麻婆豆腐
No.549 / 2022年12月11日配信
ピー・プーとラッパの音を流しながら移動販売する軽トラックによく出逢います。私が子供の頃はリヤカーを使い販売されていたものですが、そんな軽トラを見ると、懐かしすぎて買わずとも、つい足を止めてしまいます。ネット情報では今でも、女性の方(東京の足立区)が毎日リヤカーで豆腐売りをされているそうです。雨の日も雪の日も、待っている人のために休みなくだとか、すごい。
豆腐は昭和時代の子供の頃からよく食べていました。母親が作る朝食の味噌汁の主役の具材もやっぱり豆腐で、夜のおかずで時々登場する「肉豆腐」は兄とよく奪い合いをしたものです。豆腐が貴重なタンパク源なのは今の時代も同じですが、子供時代の我が身体を作ってくれたのは毎日の豆腐だと断言できそうです。同時に無理やり食べさせられたおから料理のことも思い出したりします。
世の中は食の洋風化に伴い豆腐を食べる頻度が減っているようです。アンケートによると「週に2、3回」「週1回」の頻度がボリュームゾーンだそうで、食べ方は「味噌汁」よりも冷奴(第1位)が多いのだとか。豆腐メニューの第2位になっているのが最近私がハマっている「麻婆豆腐」です。数ある豆腐料理の中でも、優しい大豆の風味が一気に香辛料で凶暴化(?)するところがたまりません。
最近もレトルト食品・新宿N屋の「辛さほとばしる麻婆豆腐」に、炒めた合い挽き肉と椎茸スライスを加え、楽しんだばかりです。山椒の舌を叩くような辛味が最高なのですが、それ以上に口の中がホットにならないようにと、辛さを優しくたしなめてくれるのが伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」。というわけで、次は豆腐の移動販売で買い求めた豆腐で、また麻婆豆腐を作ってみようかな。