ペペロンチーノ風

No.556 / 2023年2月21日配信

 オリーブオイルにニンニク、赤唐辛子の風味とくれば、すぐにスパゲッティ「ペペロンチーノ」が思い浮かびます。色々と新しいものに目を奪われていた若い頃、このシンプルでピリッとエッジの効いた「大人の味」はその当時の流行の象徴。そのスパゲッティにハマってしまいました。よく食べていた日本流のナポリタンスパゲッティからすぐに鞍替えした記憶があります。

 この味付けはイタリア料理の基本みたいなものなので、もちろんパスタ以外のメニューにも使えます。魚介類を素材にした料理にもマッチするのは当然ですが、新鮮な野菜に使ってもバッチリです。根菜から葉物野菜まで野菜はさまざまですが、特に冬から春先にかけて売り場を賑わしているのが、旬である国産のブロッコリー。ちょうど今が食べごろの、ファイトケミカルたっぷりの緑黄色野菜です。

 あのモコモコとしたグリーン色の塊は見ただけで元気が湧いてきそうですが、100g中になんとタンパク質が5.4gも含まれているところが他の野菜に比べて凄いところです。そんな栄養価の高いブロッコリーを小房に分けて硬めに茹でておきます。フライパンにオリーブ油を入れ、スライスニンニクがキツネ色になるまで弱火にかけます。赤唐辛子、ブロッコリーを加えて炒め、黒胡椒、塩で出来上がり。

 ブロッコリーはもちろん、同じアブラナ科の野菜であるキャベツを炒めるのにも丁度よさそうです。ペペロンチーノ風・春キャベツの炒め物も美味しそう。焼けたキャベツの香ばしい香りが鼻腔をくすぐりそうです。旬の野菜を考えていると、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の「冷やした水割り」の出番も増えそうです。しかし、大人になってから野菜が好きになるのって、なぜでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です