フローズン・ヨーグルト

No.573 / 2023年8月11日配信

 暑い、暑い!と、こんな時には冷たいアイスやかき氷に限ります。昔、小学生の頃、夏休みになると決まって胃腸の調子を落とし、夏バテ状態に陥っていました。冷たい麦茶やアイスコーヒー(粉末のネスカフェを溶かしたもの)を飲みすぎていたからです。食欲が細り、親から注意は受けても、こっそり隠れては禁断の冷たい飲料に手を出していました。細い体からさらに筋肉が削げていきました。

 その当時の夏の気温は高くても32度くらいだったと思いますが、近年、埼玉県などでは40度近くの気温がザラで、世界中でも熱波が発生。もう真夏の32度くらいではあまり迫力がありません。まあ、エアコンのなかった時代だったので、冷たい飲み物に手を出し続けた幼い自分も許せるような気がします。今年も昼は猛暑日、夜は熱帯夜。ふうっ。ここはやっぱり生協のフローズンヨーグルト。

 固まったヨーグルトの表面をスプーンで削り取りながら口に運ぶと、もう幸せの極致。ヨーグルト特有の甘酸っぱい味が舌の上で溶けて喉を潤します。アイスクリームのまったりとした甘さと違い、シャーベットの爽やかな後味がなんと魅力的なことか。先日、家人に再購入を頼んでいたら、その週の生協カタログには掲載されていなかったようです。毎回登場しない人気商品だとか。残念。

 もう自分で作るしかありません。ヨーグルトを買いに走り、ネットで簡単な作り方も入手。「あれ?冷蔵庫に入れておいたヨーグルト、半分に減っているけど?」「アッ、あれお父さんのだった?ごめん」と娘が謝ります。瞬間、頭にきましたが、大人はこれくらいでは怒りません。すぐに氷たっぷりの伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」で血が上った頭を冷やしたのはいうまでもありません。

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