温泉ロッジ
No.610/ 2024年8月21日配信
キャンプ道具がクローゼットの中で死蔵状態になっています。テントや寝袋は埃まみれに違いありません。夏が来れば、海だ山だと自然の中に繰り出したのはいつのことやらです。キャンプの話題になった時、大した経験もないのに「夏は蚊など虫が多いので、本当のキャンパーは秋になって行くんだよ」とか、偉そうにしゃべっていた自分が恥ずかしいです。
時代はキャンプもグランピングブーム。その流行も新しいフェーズに入ったと言われています。恵まれた環境、用意された高級食材と、整ったキャンプ生活が楽しめるグランピングは、貧乏キャンプ派だった私には眩いばかり。おしゃれでSNS映えするグランピングにはイマの文化が色濃く反映しているのだろうけど、私はもっと素朴で自然なスタイルが好きです。
昨年夏、本当はテントを持ってオートキャンプをと思いましたが、ここはもう少し楽をしようとロッジに頼ってみました。グランピングのように豪華な感じは全くありませんが、山の中の木製ロッジにはエアコン付きでベランダにはBBQコンロも完備。極め付けが、それぞれに備わっている檜造りの温泉風呂です。質の良い温泉は日頃の疲れを一発で吹き飛ばしてくれました。
夜の焼肉は少し贅沢に糸島牛をたくさん持ち込んで、焼きすぎに注意を払って、これは私の役目。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」も新しい一本を持ち込んで楽しく過ごせました。翌朝、ベランダの横を流れている川のせせらぎの音に目を覚まされる幸せ。また今年も夏の終わりに予約しているので楽しみです、ふふっ。目的地は九州のど真ん中、熊本県の美里町です。