ゾウがやってきた

No.613/ 2024年9月21日配信

 7月の終わり頃、ついに福岡市動物園にアジアゾウの4頭がやってきました。4年前に飼育していたメスのゾウ「はな子(推定年齢46歳)」が死んだ後、ゾウ舎も空の状態が長く続いていました。新しいゾウはミャンマーから受け入れの予定でしたが、政変などで国情が不安定化し、延び延びになっていたので、今回の到着は本当に「待望だゾウ」でした。

 アジアゾウの寿命は人間より短く、60-70年だといわれていますが、今度やってきた4頭は14歳のオス1頭と残りの3頭はメス(22歳、12歳、3歳)で、これから長く来園者を喜ばせてくれるでしょう。動物園ではゾウたちのために、生活スペースをおもいっきり広げる改築をしていました。到着後は3ヶ月くらいの慣らし期間を設けているとのことで、公開はその後です。

 動物園のゾウは栄養たっぷりの食事や安全性を与えられているにもかかわらず、野生のゾウに比べると寿命が短いそうです。ヨーロッパの動物園におけるゾウの死因分析ではストレスと運動不足が挙げられていて、太り過ぎも大きな要因だそうです。ストレスも含めて、なんだか人間の社会とも共通しているのではないかと、少し心配。特にゾウは繊細な動物だといわれていますから。

 福岡市動物園は植物園と繋がっていて、どちらかの入園料を払えば両方の園を自由に楽しめます。動物展示箇所も高低の差があり、歩けば結構な運動になりますし、植物園まで足を延ばすともうこれはトレッキング。私は年に2、3度、動植物園に出かけますが、本当に有意義な一日となります。帰宅後は風呂を浴び、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」で〆ます。極楽だゾウです。

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