真っ赤な日没
No.620 2024年12月1日配信
毎夕、散歩もどきのウォーキングを続けていますが、海辺の松林を歩くと真っ赤な夕日に数多く出会えます。夕焼けのオレンジレッドが美しく、水平線を見れば落陽の光が一筋、海面を赤く照らしながら私に向かってきます。周りの人も顔も赤く染めて元気そう。気分がすぐれない日だって大丈夫。私は夕焼けウォーキングに癒され、イガイガ気分も穏やかになっていくのです。
最近はどんどん日没が早くなっています。夕日とその残照を楽しめる時間も短くなり、日没が遅かった6月の夏至あたりと較べれば、2時間以上も早くなっています。夏至の頃の空は午後7時半くらいまでは明るく、海岸沿いの夕暮れを楽しんでいる人や犬の散歩をさせている人など、多くの人を見かけたものです。しかし、最近の日没は午後5時12分くらいで、すぐに真っ暗。
慌ただしい夕暮れは気が急かされて好きではないですが、東日本の日没時間を知れば、文句など言っておれません。ここ北部九州より東京の日没は40分も早いそうです。「えっ、そんなに早く?」と、そんなことも知らずに、早くなる日没を呪っていた自分が恥ずかしいです。「ごめん、東京の人」。逆に日の出(希望の朝)は東京の方が40分早いということですが。
子供の頃歌った「夕焼け小焼け」を思い出します。ただ、「夕焼け小焼けで日が暮れて」までは思い出せても、そのあとは残念ながら「カラスと一緒に帰りましょ」しか歌えません。苦笑いを噛み殺しながら、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」が待つ我が家に足を早めます。今日はおでんにしようと材料を用意しているからです。大好物です、ふふっ。