資(すけ)さんうどん
No.635 2025年5月1日配信
北九州市の「資さんうどん」が福岡市に出店するまで、私(達)はWEST(ウエスト)といううどんチェーンにお世話になっていました。飲みすぎた翌日の昼食には「肉ごぼう天うどん」に生卵を落としてもらって、食べていたものです。柔らか、つるん、モチっとした麺が大好きな「博多のやわ麺」で育った世代です。最初は資さんうどんの麺が思ったより硬いのにビックリ。
味の好みは十人十色で、全員が納得できる味かどうかはわかりませんが、今年、東京にも進出した「資さんうどん」は味の評価が高いようです。全国的に讃岐うどんの腰のある硬い麺が受けている中で、九州の少し柔らかい麺で、さらに人気のでっかいごぼう天が乗っているということで、濃い魚介・昆布・椎茸出汁と相まった味に驚かれたんじゃないかと思います。
「資さんうどん」は北九州市戸畑区で大西章資(しょうじ)さんが1976年に開業されたそうですが、名前の「資」をとって屋号を「資さんうどん」とされたようです。大西さんから経営を受け継いだ人たちも「幸せを一杯に」の合言葉に使命感を持ち、最高の一杯をお届けできるようにと挑戦を続けてきたそうです。そして、昨年すかいらーくの傘下となり、全国展開が本格的に。
私の頭の中の食欲中枢には、昔から大好きだったWESTのうどんに、今は「資さんうどん」が加わっています。「資さんうどん」のロードサイド店には毎月必ず立ち寄っています。そして必ず「幸せの一杯」を受け取って帰るのです。それは、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の幸せな一杯と合い通じるものがあると思っています。さぁ、「資さんうどん」にも乾杯!