滑るの大嫌い
No.257 / 2014年11月11日配信
近年、11月は暖かいイメージがありますが、昨年は九州・福岡でも11月に初雪を観測したそうです。二十四節気の「小雪(今年は11月22日)」の頃ともなれば、めったにないことですが、九州でも場合によっては雪が見れることも。ずいぶん昔の話ですが、この時期よく思い出すのが、いまだに抜けない滑るものへの恐れと苦い出来事…。
幼稚園に通っていたころ、冬の氷ついた道路で遊んでいて、滑って転んで痛い目に遭いました。道路の凍っている部分を目がけて走り、氷ついた部分に飛び乗ると、そこからは慣性ですーっと滑っていく遊びです。友達は思い切って滑るのになぜか、私はへっぴり腰の助走。すぐに転けていました。怖々やると、何事も上手くいかないものです。
高校時代になると受験も含めて「滑る」もの全てが嫌いになっていました。こうなると、神様はここぞとばかりに試練を与えてくれます。私が恐れていたスケートに行く提案をする同級生が出て来るのです。私が好意を抱いている女生徒ももちろん参加。一緒に行きたいものの、滑るものは苦手だし、格好悪い姿はやっぱり見せたくありません。
仮病を使っての不参加も考えましたが、それも男らしくはありません。ええぃ、なるようになれ。思い切った割には、へっぴり腰は修正できずに、当日いきなりズデンと大転倒。「おまえ、球技は上手なのにな」と悪友が笑いました。その後、やっぱり大学入試でも滑りました。そんなわけで、今でも伝承かめ壷造り・本格芋焼酎『幸蔵』に入れる氷以外の氷は好きになれません。