猪突猛進

No.407 / 2019年1月1日配信

 十二支でいえば最後の12番目に数えられる「亥(い)」。亥年生まれの人は1,065万人(H29.12.31総務省発表)となっています。全体の中では丑(うし)年が一番多く、1,097万人で、亥年は6番目となっています。亥は食用になる獣、猪のことですが、中国では古くからその肉が万病を防ぐともいわれていたようです。

 私たちが猪に抱くイメージはまさに「猪突猛進」という4文字熟語そのものです。突進してきては人に危害を加えることもあり、ニュースにも時々登場します。ただ、この熟語の意味は目標を見据えて突き進むことなので、「周りも見ないでメクラ滅法走り回る」ということより、「前に前に積極的に前進する」というポジティブな捉え方の方が良いのかもしれません。

 これまでの自分の行いを振り返ってみると、若い頃よりだいぶん緩和されましたが、まだまだメクラ滅法の方が当てはまるようです。あれこれ考えすぎて大切な一歩が踏み出せないのも問題ですが、突っ走るにしてもやっぱり状況を理解して進まなければなりません。私もそれぐらいは分かっているつもりですが、結構難しいものです。よしっ、今年こそ頭をもう少し使って!

 山ガール(山姥・怖っ)と化した我が家人から、正月休暇の間に頂上からの「日の出」を眺めに行こうと強制的誘い。数百メートルの低山ですが、結構脚にくるとか脅されてもいます。猪に出会ったら、逃げ足の脚力も必要(?)かもしれません。大丈夫かな、などと考えながらも、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」に手が伸びてしまいます。まあ、1杯やってからです。

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