油揚げ
No.506 / 2021年10月1日配信
秋が少しずつ深まってくる頃、我がマンションでは恒例の「通常年次総会」が行われます。相変わらず出席者が少なく、それも女性の姿が目立つ状況が続いています。日曜日の夕刻より始まって、約2時間の間、5~6件の議案についての報告や質疑応答がありますが、マンションのリフォームなどの大掛かりな案件がない年度の場合は、最後に次期役員を決めて割合すんなりと進行します。
早く日が落ちる頃なので、総会が終わる頃はしっかり暗くなっています。「一年に一回の総会なのに、みんなもう少し出席すればいいのにね」などと、委任状が多い現状を嘆きながら、それぞれ夕飯の待つ家庭に帰っていきます。ちょうどこの頃はプロ野球も最後の熱い戦いの最中で、昨年はおでんを突きながら、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」片手に野球のTV観戦でした。
アンケート調査「最も好きなおでんの具は?」(日本トレンドリサーチ調べ)では、上位を占めたのは「大根」「たまご」ですが、私が一番好きなのはベスト10に入っていない「もち巾着」と「厚揚げ」です。よく考えれば、どちらも「揚げ」に包まれるか、表面が揚げ状態です。そういえば、稲荷寿司も大好物で、普段はあまり気にかけていなかったのですが、大の「油揚げファン」だったようです。
もちろん油揚げの元は栄養豊富な豆腐。その材料は大豆だから栄養があるのは当然の話です。大豆に含まれるサポニンは免疫力向上、肝機能向上に効果を発揮するとかで、各種ミネラル・ビタミンEなどとともに特筆すべきものだそうです。日本人の体づくりを支えてきた大豆の豊富なタンパク質には、もう感謝・感謝です。今年もおでんの季節。ついつい飲み過ぎてしまいそうです。やばい、やばい。