辰(竜・龍)の逆鱗

No.587 / 2024年1月1日配信

今年の干支は十二支の5番目の「辰」。「辰」は竜(龍)のことであり、文字的には「振るう」由来だといわれ、自然万物が振動して、草木が成長し旺盛になる状態を表しているのだそうです。なので、辰年は陽の気が動き、万物大きく成長すると期待されるわけです。昇龍などの上昇イメージが、万物の成長にもつながるので、やっぱり今年は「竜(龍)」の上向き気分で。

 辰は十二支の中では唯一の空想上の生きものです。私が大好きな日本昔ばなしの動画にも出てきますし、特に東洋では権力や勢いのシンボルとして身近に親しまれてきたことからも、干支に選ばれたのではないかといわれます。そういうことからも、辰年は出世や権力に大きく関わる年だともいわれていますが、果たして今年は。(私は出世とは縁遠い日々ですが)

 竜の姿の各パーツを調べてみると角は鹿、頭はラクダ、目は鬼。そして身体は蛇、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ています。長い髭をたくわえ、あごの下に逆さに生えた逆鱗(げきりん)があります。上司や奥様などの逆鱗に触れると、激怒され窮地に陥ることとなりますので要注意。その「逆鱗に触れる」は逆鱗に触れられるのが大嫌いな竜の伝説から来ているそうです。

 年の初めはポジティブな気分でやる気に満ち溢れますが、特に今年は辰年なので、上昇気分のまま一年を過ごしたいものです。気合十分で始めた昨年のように竜頭蛇尾で終わらないように、今年こそ目標に手が届くようにと毎日頑張ろうと思います。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」との毎日の付き合いのように、楽しく。そして家人の逆鱗に触れないように(祈り)。

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