イグ・ノーベル賞

No.651 2025年10月11日配信

 毎年日本人受賞者が出て「幸せ感」をもたらしてくれるイグ・ノーベル賞ですが、またまた今年も私たちに吉報が届けられました。「和牛にシマウマ模様で虫よけ効果」という研究内容が認められて、見事にイグ・ノーベル賞を獲得。個人的には今年、松林でたくさんの蚊に刺されて、閉口してしまったこともあり、妙に距離感の近い情報だとにんまりしてしまいます。

 白いスプレーで幅4〜5センチのしま模様をつけた黒毛牛、何もしなかった通常の黒毛牛、黒いスプレーでしま模様を描いた黒毛牛の3種類で、その「シマウマ模様効果」を比較したそうです。牛の右半身に付いたアブやサシバエの数を調査すると、通常の牛は平均128匹、黒く塗った牛は111匹、シマウマ模様の牛は55匹にとどまり、大きなシマウマ効果が判明したのだとか。

 イグ・ノーベル賞は1991年にアメリカのユーモア科学雑誌のマーク・エイブラハムズ編集長が創設した賞で、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」を対象に、受賞者へは10兆ジンバブエドル(通貨としては廃止されたので無価値)やトロフィーが贈られるのだそうです。賞金には笑ってしまいますが、これまでは英国人と日本人の受賞が目立っているとのことです。

 私が好きだったのは2015年のニワトリのおしりに人工しっぽをつけると、歩き方が恐竜に類似することの観察」という生物学賞でしたが、今年のシマウマ黒毛牛も面白いですね。よし、これで蚊の攻撃から逃れられるかも。シマウマ柄のTシャツ、どこかで売っていないかな。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」をやりながら、来年の夏に思いを馳せる私です。

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