午(うま)年に乾杯

No.658 2026年1月1日配信

あけましておめでとうございます。
旧年中は私ども幸蔵酒造への暖かいご愛顧、誠にありがとうございました。
午年の令和8年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 今年は午(うま)年ですが、十二支では7番目に数えられ、その印として動物の馬が当てられています。午年の傾向として、馬からイメージされる「スピード」「力強さ」「行動力」などが挙げられますが、特に農耕民族でもある日本人には田畑、林での労働力としてのパートナーとして大切にされていました。そんなわけで馬には豊作や健康の象徴としての意味もあります。

 日本では江戸時代までは十二支の「子・丑・寅‥‥‥」で時刻を表していました。1日のスタートの「子(ね)の刻」は午前0時を中心に前後に1時間ずつ伸ばした時間帯を指します。なので、十二支の7番目の「午(うま)」はぐるっと回って午後0時の前後1時間ということになり、午後0時を正午と呼び、正午より前を「午前」、後の時間を「午後」と呼ぶということです。

 「午」は太陽が高く昇る正午を表す十二支なので、「火の気」や「勢いや運気も最高潮の状態」を表しているとされています。それは、いわば「絶好チョー」な時期。ですが、中国の五行説では「午」という字に「草木の成長が極まって衰えの兆しが見え始める状態」という意味もあるそうで、浮かれてばかりではいけないと、釘もしっかりと刺されているのでしょう。

 そんな「運気が強い」午年なので、やりたいこともいっぱいです。もっと良い文章を書きたいから、能力を磨くための読書。ジャズの深掘り。猫との生活をもっと楽しく。そして、根っからの食いしん坊なので今年も手作りの酒の肴の追求。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」を気兼ねなく毎日楽しめるように、少しは健康にも留意しながら。さあ、明るい午年に乾杯です。

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