博多どんたく
No.418 / 2019年4月21日配信
今年のゴールデンウィークでは皇位継承にともなう10連休を利用して、海外旅行や遠方への連泊旅行に出かける人も多いのではないでしょうか。ある旅行代理店の話では、2月の段階で海外ツアープランの予約件数は軒並み前年の約3倍とかで、ほとんど売り切れ状態だとのことでした。みんなが同時に休みをもらって、一斉に旅行予約をすると、やはりこういう結果に。
毎年、ゴールデンウィークには海外ツアー予約も取れにくく、また価格も高くなるので、私は10連休でなくても国内派に徹していたでしょう。国が決めた大型連休ではなくて、欧米のように個人が自分のスケジュールで、自由に長期の休暇を取れるようになれば少しは事態は解消されるのでしょうが。まあ、そうは言っても、これが現実。だからここは私のように無理せずに。
やっぱりおすすめは博多どんたく港まつり。国内最大級の祭り(200万人以上の来場)で、毎年5月3日と4日に開催されます。祭りの起源は筑前領主小早川秀秋の城へ、博多の町人が松囃子を仕立てたという年賀の祝いにあるといわれています。近年は外国の方の参加も多くなった賑やかなパレードですが、練り歩く姿からもその伝統が垣間見えます。
華やかなパレード以外にも、市内の多くの街角で「演舞台」が作られ、近所のおばちゃんやちびっ子が踊り歌うのが、実に博多らしいところです。この博多どんたくでは、かた苦しい気分を脱ぎ捨てて、心を解放することをお勧めします。昼はどんたく、夜は伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」(ふふっ)。私の究極のゴールデンウィークも、捨てたもんじゃないでしょ。