殻付き落花生

No.401 / 2018年11月1日配信

 テレビで高視聴率を誇る人気番組「プレバト・俳句」の影響を受けているのか、気がついたら季語をネットで調べていました。俳句の腕前はあまりに下手なので、披露はできませんが、まあ、とにかくド素人の私には、俳句のための季語の勉強も必要なもののひとつです。パソコン画像の「秋の季語の欄」で冒頭に記載されていたのがなんと「落花生」でした。

 最近では落花生と意識してその単語を使ったことがなく、いつもピーナッツと言っていました。落花生はその単語自体に懐かしい響きがあり、幼い頃の記憶が蘇ります。夕焼けに染まった空の下、あぜ道の家路を辿っていると、農家の庭先にむしろが敷いてあり、座り込んでいるおばあさんのその横で落花生が干されていました。その季節はやはり秋でした。

 先日、農産品直売所に袋詰めされた殻付きの落花生を見つけ、思わず買い込んでしまいました。現在、日本の落花生は9割が輸入によってまかなわれているそうです。国産は1割なのですが、その中でも千葉県と茨城県で約9割を生産しているというので、私が手に入れたその地元産は希少価値が非常に高い逸品(強引だけど)。ふふっ、美味しいだろうな、これは。

 塩ゆでの方法もネットで調達。水1リットルに対して塩大さじ2杯。沸騰後、弱火にして25分くらい。後は冷ましていただくだけです。温かいうちに食べてみると、柔らかくてしっとりとした美味しさ。「これはうま過ぎる!」と、慌てて予定になかった伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」をカップに注ぎました。すでに、俳句の「は」の字はどこかに飛んでいます。

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