プラネタリウム
No.365 / 2017年11月1日配信
九州大学の教養学部の移転に伴い、その広い跡地が再開発されました。高級食品スーパーとマルシェという食品小売スペース、それに九州では武雄市で市営図書館を開発運営しているあのツタヤがオープンしました。しかし私が心躍らせたのは、何といっても、あのプラネタリウムが最新の設備でオープンしたことでした。星が大好きな私はもうワクワクしっぱなしです。
このプラネタリウム(ドームシアター)がある福岡市科学館の名誉館長に若田宇宙飛行士が着任されました。開館記念の特別講演会なども開催されたようで、多くの人が参加する様子がニュースで流されました。市民の文化教養の向上に役立つ施設だと、市の方もいいものができたでしょと、胸を張ってアピール。うん、こういうものに使う税金は仕方ありません。
子供の頃、母に怒られ家を飛び出して見上げた冬の夜空。冷気の先でまたたいていた星たち。大人の真似をしたくて、女生徒も誘って友人たちとのキャンプ地で見上げた夏の夜空。ドキドキしながら並ぶ二人を見つめていた星たち。冬のオリオン座、夏のさそり座…。遥か遠くから星たちは、蒼く未熟な私たちをいつも暖かく見守ってくれていたのです。
大人になっても、難しい決断が必要な時には私は星空を頼りました。もちろん祈る時だって。「あら、お父さんは星が好きだったの?そういえば、以前は夜のベランダでよくタバコ吸っていたものね」と娘が言いました。タバコはやめても、ベランダは役に立ちます。娘の幸せでも願おうかな。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」で、星見て一杯。今夜は晴れそうだし。