物忘れ
No.348 / 2017年5月11日配信
発車寸前の地下鉄車両に慌てて飛び乗りました。少し走っただけで、息が乱れます。運動不足か、それとも歳のせいなのか。何れにしても、あまり無理しないほうが良いかもしれません。車内を見渡すと、乗客の平均年齢の高さが簡単に見て取れます。通勤時間帯ではないものの、それにしても若い人があまりにも少ないではありませんか。
私が腰を下ろした席の隣には、歳を召された女性が2人で並んで腰掛け、いろいろお話中。聞こえてくるのはガスコンロの火を消し忘れて危なかったことや、お友達との約束をすっぽかして迷惑をかけたことなどでした。日本の高齢者(65歳以上)人口も26.7%で、女性に限って言えば29.5%だそうで、そんな物忘れの話はもう当たり前なのかも。
いずれ確実に、私もその仲間になるはずです。他人事ではありません。30代の頃、朝の通勤列車の中でクライブ・カッスラーなどの冒険小説をよく読みました。そのページの続きは帰りの電車になるわけですが、朝読んだ内容はほとんど記憶になく、再度読み返す始末。若年性健忘症とかいう記憶障害ではないかと、一時期悩んだことを思い出しました。
今、「二日前の夕食は何?」との質問にはすぐには答えられないし、娘からは「『あれ』とか『これ』とかが増えたね」などと指摘される始末。さらに「行動したこと自体忘れなかったら、その内容は思い出せなくても特に問題ないんだって」とフォローまで。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」を飲むことは毎日忘れたことがないので、私は大丈夫。ですよね。