出刃包丁
No.341 / 2017年3月11日配信
今やテレビでも人気の予備校教師・林先生の番組で、「魚のさばき方教室」が人気だという話が出ていました。築地お魚くらぶの先生がカルチャー教室の先生をされています。アジやハマチの丸魚のさばき方をわかりやすくレクチャーしてもらえます。インスタントやレトルト、冷凍加工食の時短簡便食品がメインの世の中、手作業がなぜか新鮮に見えます。
私はまだ海釣りを始める前から、なぜか魚のさばき方ビデオを持っていて、その後ずいぶん役に立ったものです。今みたいにYouTube動画でさばき方が簡単に手に入らなかった時代なので、本当に重宝しました。アジはもちろんクロ(メジナ)、チヌ(黒鯛)など釣ってきた魚を自分でさばいて色々と調理したものです。
長い間活躍してきた出刃包丁が先日ついに寿命を迎えました。もっと丁寧に手入れをしておけば長持ちしたのかもしれませんが、持ち手の木の部分の中で鉄が錆びて膨らみ、木が割れて中の鉄の部分もろとも折れてしまいました。お気に入りの釣竿を折ってしまったのと同じくらい残念な気持ちです。悔しいけれど仕方ありません。
そしてやっと先週新しい出刃包丁を手に入れることができました。高級なものではないけれど、ワクワクします。もう週末の漁協の直売所が目の前にチラチラしてきます。「包丁1本でこんなに喜べるなんて、幸せね」と娘からからかわれますが、気になりません。今週は伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の肴は生き締め真鯛の刺身にしよう。ふふっ、今から楽しみです。