ローストビーフ
No.332 / 2016年12月11日配信
家人たちが一泊で出かけることになり、私一人で留守番をすることになりました。仲間はずれの反逆心も巻き起こり、ひとつ何か美味いものでも作ってみようと、丸秘な「食べごころ」がムクムク。普段食べられない量の牛肉をがっつり食べてみたい!一人贅沢を決行しようと近所のスーパーに。飽食時代の精肉売り場には様々な牛肉が所狭しと並んでいます。
佐賀産黒毛和牛のロースを見てみると、結構いい値段がします。外食を考えれば無理な価格ではないものの、がっつり食べるには結構な勇気が。ふうっとため息。家人の買い物の苦労がわかるような気がします。肝っ玉の小さな男だと自分を責めながら周りを見渡すと、外国産のもも肉のブロックが和牛肉の1/4以下の値段で売っているではありませんか。
賢い男は選択を誤まらないものです。選んだトレイにはステッカーが貼られ、簡単にローストビーフができると表示してありました。これなら脂身も少ないし、たくさん食べられそうです。帰宅後、QRコードでレシピサイトにとぶと、本当につくり方は簡単。塩コショウをまぶして表面を強火で焼き、ビニールパックに入れて熱湯の中で少し寝かせるだけです。
冷蔵庫のステーキソースには目もくれず、ここはシンプルに最初の塩・胡椒だけで勝負です。ジャガイモ・人参・ブロッコリーを添えて男の逸品は出来上がり。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の氷を効かせた水割りでいただきます。今夜はおフランス料理にうつつを抜かしているわが妻と娘にも負けない満足感。380gの肉で「がっつり」は達成されたのです。ふふっ、楽しかった。