セロリ

No.303 / 2016年2月21日配信

 とても好きなので、この冬も様々な鍋料理を楽しんでいます。今夜は「お鍋よ」という家人の声が、天使の声に聞こえるシアワセものです。鍋好きな理由は具材の美味しさはもちろん、食事中ずっと伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」を飲んでいられるからです。最近は定番の鍋メニューに加え、豆乳鍋、トマト風味の洋風すき焼きなどと多彩です。

 それでも、秋から食べ続けた鍋料理も、そろそろ今年も卒業かなという気がしてきます。ちょうど、サイモン&ガーファンクルの歌声がFM放送で流されているではありませんか。懐かしすぎるその美しい曲は「スカボロ・フェアー」。歌詞の中で何度も、パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムという、ハーブの名前が出てきます。

 英語に強くなかった私でさえも、それらのハーブの名前だけはすぐに覚えることができました。ただ、彼らの「アメリカ」という曲の冒頭の歌詞「Let us be lovers…」を野菜のレタスと思い続けていたのには、今でも笑ってしまします。結婚後、家人に間違いを指摘され、洋楽好きな男のメンツが立たないと、悔しかった記憶が残っています。

 近づく春の足音に自然に耳が傾く季節には、サイモン&ガーファンクルの声がよく似合います。「パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイム」そして「レタス(?)」も含めた料理が無性に食べたくなります。よし、今夜はセロリだ、と先日直売所で見たフレッシュな旬野菜が頭に浮かびます。ソーセージも一緒に食べたいな。

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