スーパー・ムーン

No.250 / 2014年9月1日配信

 秋は十五夜や十三夜など、昔から月を愛でて風流を楽しむ季節でもあります。夜空に浮かぶお月さまのイメージには心がやすらぎます。水蒸気の多い夏から澄み渡った空気に変わったことで、月が本当に美しく見えてきます。暑い季節から溜息まじりに逃れてきたものにとっては、ヒンヤリしたお月様が映える夜空の情景が一番心地よいのかもしれません。

 この夏「スーパー・ムーン」という言葉を良く耳にしました。ひときわ大きく明るくなった満月のことだそうです(新月のときもスーパー・ムーンといいます)。地球を回る月の軌道は楕円なので、地球上の私たちまでの距離としては一定ではなく、実際は近づいたり離れたりしています。その一番近づいた時期の満月(新月)がスーパー・ムーンというわけです。

 国立天文台のサイトで調べてみると、今年は8月11日に最大の満月となり、一番小さかった1月16日の満月とのサイズを比べると、ずいぶん大きさが違っていました。ビックリです。なお、今年、9月8日は中秋の名月ですが、スーパームーンと言っても差し支えない満月が翌日の9月9日に現れる予定です。前夜の十五夜も立派なお月見が出来そうです。

 昔からこの時期は収穫されたさつまいもを食しながらお月見を開いたのでしょう。中秋の名月は別名「芋満月」と呼ばれて来たそうです。芋とくれば、やっぱりここは芋焼酎の出番でしょう。今年も伝承かめ壷造り・本格芋焼酎『幸蔵』を片手に、風雅を楽しむことにします。この夏は雨天・曇天があまりにも多かったので、「月見て一杯」で、気分をすっきりとさせたいものです。

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