画竜点睛

No.225 / 2013年12月21日配信

 アダムとイブの話で始まった「巳年」の一年の終わりを迎えました。「脱皮」をテーマに掲げて、今年一年をこれまでと違う「自分探し」、いや「努力の一年」にしようと固く決心したのもかかわらず、無情にも未達のままの一年が超スピードで過ぎ去ろうとしています。巳年にちなんだ「粘り強く」の4文字も不完全燃焼でした。

 一昨年のメモノートを引っ張りだすと、「画竜点睛を欠く」というフレーズが見つかりました。最後の仕上げを忘れると、せっかく作り上げた全体が生きて来ない、という意味ですが、今年も残念ながら仕上げを行えるところまで辿り着けませんでした。辰年に続いて巳年も惨敗です。筋金入り?の精神力の弱さだけはどうにもなりません。

 とはいえ、努力の結果とはいえませんが、我が家も職場も、大きな病気やけががなく過ごせたことが「今年最大の成果」。「脱皮」についてのスコアシートは良いわけがありませんが、健康に過ごせた一年には「はな◎」を与えて良いと思います。それなら、無事大晦日を終えるまで、「健康」だけは「画竜点睛」を欠かないように頑張らなくてはなりません。

 「お父さん来年は絶対『ウマ』くいくよ」と、家人が明るく茶化します。そのあと、「ウチはやっぱりお父さんでなくっちゃね」と、歯が浮くような一言を追加。「そりゃそうだ」と、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎『幸蔵』のお湯割りをやっている私の気分はさらにノリノリ。よし、今夜は気分が良いので、もう一杯飲むことにします。

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