プリプリかまぼこ
No.629 2025年3月1日配信
先日友人からのお土産で、仙台名物の「笹かまぼこ」が手に入りました。早速、ワクワクしながらいただくと、その美しい焦げ目がついた笹の葉型のかまぼこは、シコシコと弾力のある食感で、わが食いしん坊の口を楽しませてくれました。ボソボソとした食感など全く感じさせない見事なかまぼこです。有名なお土産として変わらない人気を保てている理由がわかります。
最近は健康を語る上で、タンパク質の重要性がよく話題に上がりますが、かまぼこは魚由来のタンパク質が豊富で、かまぼこ100gにタンパク質が約11gも含まれるそうです。基本的には白身魚のすり身を蒸して作る食品なので、カロリー低めでヘルシー。魚肉のタンパク質が手軽に摂取できるという、見た目もおしゃれな「機能食品」商品もあり、心惹かれてしまいます。
かまぼこは日本の伝統的な「練り物」食品で、平安時代の宴席の料理献立にも記載されていたそうです。はじめは竹輪と同じように焼いて作る「焼きかまぼこ」だったらしいですが、江戸時代に「蒸しかまぼこ」が現れ、発展して現在に至るそうです。ちなみに笹かまぼこは仙台市内のかまぼこ店が売り出したそうで、明治35年頃にヒラメの大漁が続いたことに起因するのだとか。
高級魚「ヒラメ」を使ったって? 嘘のような話で、笑ってしまいます。そこまで高級ではないですが、私もかまぼこにはこだわりがあり、かれこれ1年、卵白不使用のプリプリ刺身かまぼこにドハマり中。今夜は板わさではなくて、バター焼きにしようかな。擦ったハードチーズをふりかけて。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」が優しくエスコート、今夜も幸せな晩酌です。ふふっ。