米沢牛
No.603/ 2024年6月11日配信
姪っ子が小学校3年くらいだったでしょうか、親類一族で集まるお盆では「おじちゃん、ねえ猫のおじちゃん」と私の膝下に寄ってきては、いろいろ学校であった出来事を話してくれました。我が家で飼っていた猫も一緒に連れた里帰りだったので、私の名前はいつの間にか「猫のおじちゃん」になっていました。まあ、呼び名はなんであれ、子供に懐かれるのは悪くありません。
平成に流行った「デコ電」を「これ私のよ。キレイでしょ」と中学生になった姪っ子。その気合いが入ったビーズでキラキラなデコり方には舌を巻いてしまいました。私は携帯やスマホにも機能美は求めるものの、飾るという概念などは持ち得ません。シンプル・イズ・ベストの生き方を志向しているので、キラキラとした携帯デコレーションなどもちろん論外です。
しかしその姪っ子が見せてくれると「おう、いいねぇ!」となぜか目元が緩んだものです。その女の子も時を経て、大人の女性になりました。結婚、出産。先日、出産祝いのお返しにと選べるGIFTブックを送ってきたので、「米沢牛のモモ焼肉用」を選んでみました。米沢牛は松阪牛、宮崎牛とともに日本の三大和牛として称賛されるブランド牛。さあ、久しぶりの家庭内焼肉です。
霜降り肉とは違ったモモの赤身肉ですが、厚切りでも歯でスッと噛み切れるほどの柔らかさ。あえて焼肉のタレはやめて、塩・胡椒・ワサビ・ニンニク・からし・醤油を用意しましたが、塩だけで食べるのがシンプルで美味しかったです。ワサビ醤油も美味しかったし、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」との相性もピッタリ。猫のおじちゃんはもう大満足でしたよ。