素晴らしい音楽家

No.595/ 2024年3月21日配信

 アニメ界のアカデミー賞とも呼ばれる米アニー賞で、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」は残念ながら、長編作品賞を「スパイダーマン・アクロス・ザ・スパイダーバース」に譲ってしまいました。宮崎駿監督のアニメ映画の音楽を「風の谷のナウシカ」からずっと担当している久石譲さんのアニメ界への功績が認められて、「ウィンザー・マッケイ賞」が久石さんに贈られました。

 先日TVで、世界で活躍する久石さんの活躍ぶりが紹介されていました。ビートルズの音楽にショックを得て始まった音楽人生は、さまざまな出会いを通じてピアノ奏者・作曲家として進化を続けていきます。宮崎駿さんやビートたけしさんの映画音楽制作はもちろん、驚くべき作曲数、演奏者、指揮者としての数々の実績と、私などが簡単に語ることのできない「音楽の巨人」なのです。

 コロナ禍後、久石さんは海外で一気にその活動を強化しました。パリ、ウィーン、ニューヨーク、ロンドンとクラシックの殿堂で演奏の指揮棒をふるいます。ロンドンでの舞台「となりのトトロ」のプロデュースも含めて、世界的な活躍に心が躍りました。2月に亡くなられた小澤征爾さんと同じように日本が誇る才能に世界から拍手が送られ、同じ日本人として誇りを感じます。

 日本のGDPがドイツに抜かれて世界第4位になりました。低成長時代が長く続く時代ですが、能力のある日本人の音楽家の存在が私たちの心を前向きにしてくれます。私はやっぱり昭和生まれの日本人で、日本が大好き。そして、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」を一途に愛する九州生まれの人間。さあ、誇らしい「ウィンザー・マッケイ賞」受賞に乾杯しなくては!

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