アーモンド・チョコ

No.591 / 2024年2月11日配信

 バレンタインデーの頃になると毎年ラジオで耳にする曲に、家入レオさんが歌う「チョコレート(2014年リリース)」があります。細い高音のボーカルと切ない歌詞からは、少女のピュアな心に触れることができるようで、大好きです。彼女とは出身地が同じで、懐かしい高校時代やバレンタインデーに経験した胸キュン感が甦ってきて、とても幸せな時間を過ごせます。

 バレンタインデー当日、当時は手編みのマフラーを意中の男子に渡そうとする「ツワモノ」の女子高生もいましたが、ほとんどがチョコレート(手紙付き?)を手渡すのが普通でした。そしてその中にはグリコのアーモンド・チョコもありました。もらったチョコを大切に持ち帰って、「ラッキー!アーモンド・チョコだ」と、幸福感を爆発させ、齧り付いたものでした。

 そんな粒入りアーモンド・チョコはおいしい進化を続けます。最初ローストされていたアーモンドも、後にはフライドされたり、飴でコーティングされたりと、私たちの期待を裏切りませんでした。「1粒で2度おいしい」のアーモンドキャラメルの広告コピーを生み出したグリコ創業者の江崎さんの「アーモンド・チョコ」作りにも魂を感じます。ロングセラーも当然ですね。

 どうせ自分が食べたいからだろうと邪推するのですが、家族がくれるのは「トリュフタイプ」の有名ブランドチョコ。アーモンド・チョコの方がいいのに(もちろん口には出せません)。最初に口の中でチョコを溶かして味わった後、アーモンドをカリカリ。その甘さと香ばしさが残る中、伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」をごくり。1口で3度おいしい幸福感です、ふふっ。

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