ピンク・フロイド
No.580 / 2023年10月21日配信
久しぶりにプラネタリウムに出かけてきました。特別企画であのピンク・フロイドの名盤「The Dark Side Of The Moon」のプラネタリウム・ショーが開催されたからです。全世界100ヵ所以上の上映で、すでに東京での公演があった後ですが、福岡では3日間の夜の限定開催でした。ドームの天井を使う「全天周映像作品」だというだけで、ワクワク感満載。いそいそと出かけてきました。
「The Dark Side Of The Moon」は日本では「狂気」というタイトルで発表されたアルバムで、1973年に発売されました。アメリカで1,500万枚も売り上げたというからすごいの一言。私も学生時代に「原子心母」というアルバムの評価が高いという情報を得ていて、「狂気」後の「ザ・ウォール」というアルバムを購入しました。所有する数少ないプログレ・ロックアルバムの中の一枚です。
さて、当日のプラネタリウム・ショーはリクライニングシートをほぼ倒すことができ、寝っ転がって夜空を見上げるといった感じです。横からは家人が「寝込んでいびきなんかかいたらダメですよ」と釘を刺されましたが、それは無用。迫力のサラウンド・サウンド、圧倒的な宇宙空間移動の映像に引き込まれ、自分の体の方が空間を移動しているような錯覚さえ起こり、興奮しまくりでした。
上映時間は45分間でしたが、それだけで十分。上映時間が2時間くらいのSF映画を観た後のような充実感でした。家人が「次の宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』も観にこなくっちゃね」と、プラネタリウムの魅力に取り憑かれたようです。私は早く家に帰って、余韻が冷めないうちに伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」を一杯やりたくなっていたので、家人には「ああ、時間が取れればな」とつれなく返事。