どうする家康
No.558 / 2023年3月11日配信
我が家人はNHKの大河ドラマ「どうする家康」をBSプレミアムで日曜午後6時から見始め、その番組を見終えた後、やっと夕食の準備に取り掛かります。午後6時過ぎにウォーキングから帰ってきた私は、TVの前の家人を横目に見ながら「しょうがねえなあ」と諦めの境地で汗を流しに風呂場へ。早く晩酌にありつきたいという気持ちをグッと抑えながら、午後8時の夕食を待つのです。
もちろん午後8時からも「どうする家康」です。今度はNHK総合チャンネル。2時間前に同じ番組を観たはずなのに、またもや真剣に画面に食い入っている家人の姿は、私の理解の領域を遥かに超えています。大河ドラマは私も好きなのですが、家人のこの「どうする家康・好き」には手も足も出ません。このような病状(?)はあの福山雅治さんが演じて人気だった「龍馬伝」以来かもしれません。
家人には大好評でも、世の中的(視聴率的)には大喜びだとはいえない状況だとか。ドラマ「リーガル・ハイ」などヒット作を生み続ける古沢良太さんの脚本で、あの嵐だった松本潤さんが徳川家康を演じるということで、シリーズ開始前からかなりの番組宣伝が行われていましたが、昔みたいには大ヒットしない時代だそうです。一家全員でテレビにかじりついたあの頃とは違います。
しかし、毎回「どうする?」と若き家康が辛い選択を迫られる番組構成には、男として共感できるものがあります。そういう意味で、やっと私も面白く観れるようになってきました。「大河ドラマはどうする?観る?」と尋ねてくれた、チャンネル権が平等だった若い頃が懐かしいです。今年、日曜日の伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」の出番も、少し遅めの夜8時からに決まってしまいました。(泣)