目刺し
No.541 / 2022年9月21日配信
先日ネットを見ているとある電機メーカーのwebサイトに「和食を考える」というページがありました。ユネスコ無形文化遺産に登録されて、今や世界中で評価を得ている「和食」です。その和食に関するアンケートの結果が出ていましたが、年代は関係なくみんな和食が大好きだそうで、96%の人が「好き」と答えたそうです。旬や四季を感じるところやカロリー低めなところが良いのだそうです。
各年代で「和食好き」が多くなっていますが、「作ることが好きか」という項目では年齢によって変わってきます。30代以下が53.7%なのに対して、60代以上は42.4%と、若い人に比べて高齢の方が「作る」意欲が低いようです。そのヒントは和食嫌いの人の理由の中にありそうです。「作るのに手間がかかる(66.2%)」のが一番の嫌な理由とか。それもわかるような気はしますが。
和食を考えていると、なぜか急に目刺しが食べたくなってきました。秋が旬の「さんま」ではなくて、めざしが思い浮かぶところが変ではありますが、とにかくイワシの目刺しが食べたくなってしまったのです。私が愛用する「おさかな天国」という店から早速、カタクチイワシの冷凍目刺しを購入してきました。その目的はご飯のおかずというより、もちろん考えるまでもなく酒の肴です。
目刺しをガステーブルのグリルですぐに焼いてみました。少し焦げ目が多いような気がしますが、焼き上がりの匂いが食欲を刺激します。伝承かめ壷造り・本格芋焼酎「幸蔵」と氷をグラスに放り込んで、いざ実食。うん、うまい。やっぱり日本人はこれだと、一人納得していると、目の前から優しくない言葉が。使ったグリルちゃんと洗っといてね。和食作りを嫌がる理由を実際に納得できた夜でした。